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シビル・ウォー

内戦の傷跡、魂の叫び

原題:Civil War

制作年:2024年

上映時間:109分

制作国:アメリカ

監督:アレックス・ガーランド

出演 : キルステン・ダンスト、ケイリー・スピーニー

アメリカ内戦を舞台に、ジャーナリストが戦場を駆け巡り、人々の姿を描き出す。

美しい風景と激しい戦闘シーンが織りなす、壮大な人間ドラマ。

Rottenn Tomatos評価

81%

iMDb評価

Filmarks評価

運営評価

運営コメント

「Civil War」は、内戦という混沌の中で、人間の尊厳と弱さを描き出した傑作です。美しい風景と激しい戦闘シーンのコントラストが、戦争の残酷さを際立たせ、観る者の心を揺さぶります。

アニー・ガーランド監督の繊細な演出と、ケイト・ウィンスレット、ケイリー・スピーニーをはじめとする実力派俳優たちの熱演が光ります。
特に、キルスティン・ダンスト演じるキャラクターの複雑な心情は、観る者に深い印象を与えます。

本作は、単なる戦争映画にとどまらず、現代社会にも通じる普遍的なテーマを扱っています。ロードムービーのような構成も特徴的で、まるで観客自身が戦場を彷徨っているような感覚に陥ります。

A24制作作品らしく、アート性の高い映像美も魅力の一つですが、その一方で、戦争の残酷な現実も容赦なく描き出されており、観る人によっては重いテーマに感じるかもしれません。

アクション映画を期待して観ると、少し肩透かしを食らう部分もありますが、人間ドラマとしての深みは、他の戦争映画とは一線を画すものがあります。

結論として、「Civil War」は、戦争の悲劇を静かに見つめたい方におすすめの作品。
内戦という極限状況下で、人間が何を失い、何を手に入れるのか。その問いかけは、私たち自身の心に深く響くはずです。

ただし、アクション全面推しのチラシは誤解を招くので大きなマイナス点。

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Mythos222
Mythos222
1 month ago

芸術としての映画作品として、とても好感を持った。
見せて(魅せて)くれるシーンが幾つもあった。
…が、エンドロールにまでフィルム写真にこだわるなら、何故にフィルムカメラのフィルムの装填シーンを描かなかったのだろうと…
緊張感や意気込みを、写真家の手技を通して場面に盛り込めたと思うのだけど。

inchi
inchi
1 month ago

この映画は同じく映画好きな友人のオススメで観に行きました。
あの緊張感と臨場感は映画館ならではかもしれませんが、今でもどこからかあの狙われているような、その場に居るような感覚は忘れられません。
特にあの赤メガネ(キルステン・ダンストの旦那)が最強に怖かったー。

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