Rottenn Tomatos評価
68%
iMDb評価
Filmarks評価
運営評価
運営コメント
ボーのシュールな日常が、母の死の知らせにより、悪夢めいていく。
ことごとく思うようにはいかず、次々と災難が降りかかってくる展開は、さながら地獄巡りのようです。
映像はまるで夢のように現実感が無く、それでいて美しく、ラストまで不思議な展開が続きます。
これは精神障害を患うボーにとっての”現実の世界”であり、それを端的に表した、徐々にモノクロと静寂に変わっていくエンディングには切なさが漂います。
「ミッドサマー」のアリ・アスター監督作品ですが、こちらの方が映像的にもストーリー的にも弾けており、もはや”アート系ホラー”というレベルですが、一方でワンシーンが長く、伏線回収も曖昧な部分があるため。さすがに3時間は長く感じます。