Rottenn Tomatos評価
90%
iMDb評価
Filmarks評価
運営評価
運営コメント
本作は、『怒りのデス・ロード』の準主人公フュリオサの過去を描いていますが、単なるスピンオフを超え、シリーズの新たな地平を切り開く作品となっています(ワンカットだけマックスが出ています)。
アニヤ・テイラー=ジョイが演じるフュリオサは、シャーリーズ・セロンが確立したキャラクターを若年期から描くことで、その成長と変容を鮮烈に表現しています。
特に、彼女の眼力と寡黙ながらも執念に満ちた演技は、鮮やかに印象に残ります。
また、敵対する悪役をクリス・ヘムズワースがソーを彷彿させるマッチョ振りで、怪演しています。
ジョージ・ミラー監督の狂気に彩られながらも、コミカルでグロテスクな世界観は健在です。
パワフルなアクション、特に中盤での輸送トレーラーのアクションシークエンスには圧倒されます。VFXを多用しながらも、実際のロケやオープンセットに多彩なカースタントが織り込まれており、一瞬も目が離せません。
もはや、”鑑賞”と言うより”体験”する映画です。
ストーリー自体は、4作目に繋がる作品のため、設定もラストも分かってる分、やや一本調子になってしまうのは仕方ないところでしょうね。
もう45年前となりますが、第1作目において適役”ナイトライダー”で強烈な印象を残したヒュー・キース・バーンを始めとして、「マッドマックス」シリーズに関わって亡くなった方々の名前がエンドクレジットされています。