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運営コメント
当時話題となったコンコルドが主人公ともいえる作品。出発地がパリのため、アラン・ドロン、そしてCAが「エマニエル夫人」で一世を風靡したシルビア・クリステルという話題先行の無茶なキャスト。
コンコルドの性能アピールのようなアクロバット飛行まであって、ストーリー的にはツッコミどころ満載でした。
1979年末の公開でしたが、年始の拡大ロードショーを意識して、(原題も「Airport ’79」なのに)邦題は「エアポート’80」となっています。
本作は「大空港」「エアポート’75」「エアポート’77」に続くエアポートシリーズ第4弾で最終作です。
共通点はユニバーサルが製作した事だけで、ストーリー・キャストに繋がりは全くありませんが、ジョージ・ケネディのみが毎回登場しています。
シリーズ第1作の「大空港」はアーサー・ヘイリーの「Airport」の映画化で、空港を舞台としたオールスターキャストのドラマメインの作品でした。
このヒットを受けて、それ以降「ポセイドン・アドベンチャー」や「大地震」などの、オールスターキャストによるパニック映画というジャンルが確立され、数多くの作品が製作されるようになりました。
皮肉なことに、この撮影に使用されたコンコルドは、20年後の2000年に墜落しています。
多くの死者を出したこの墜落事故は、結果として、コンコルド運航廃止の一つのきっかけとなってしまいました。
そういう意味では、本作品は、本物のコンコルドの機体が見れる貴重な映画作品とも言えます。