山田洋次監督が手掛けたロードムービーの傑作です。北海道の雄大な風景を背景に、人生に迷う若者と過去を背負った中年男性の心の交流が丁寧に描かれています。高倉健の寡黙ながらも深い演技、倍賞千恵子の温かみ、武田鉄矢と桃井かおりのコミカルな演技が見事に融合し、観る者の心を捉えます。今見るとややオーバーな演出もありますが、有名なラストシーンとともに日本映画の名作として残り続けるでしょう。
高校生の時に、何故か体育館で授業の一環として上映されました。今思えば先生方の粋な取り計らいですね！