Rottenn Tomatos評価
67%
iMDb評価
Filmarks評価
運営評価
運営コメント
本作は、スラッシャー映画の金字塔として知られる作品で、ほぼ同時期の『ハロウィン』(1978年)や『エルム街の悪夢』(1984年)と並び、スラッシャー映画ブームを牽引しました。
(当時は”スラッシャー”とは言わず”スプラッター”と言われていました)
アメリカの夏の風物詩であるサマーキャンプを巧みに利用。若者達の解放感とホルモン過剰の行動、そして迫り来る恐怖が絶妙なバランスで描かれ新鮮でした。
殺人鬼視点からのカメラワークも斬新で、観客を殺人者の立場に置き、独特の緊張感を生み出しています。
そして何と言っても、ラストの衝撃です。
殺人鬼の正体が明かされる瞬間(そして最後のシーン)は、ホラー映画史に残る名場面となりました。
若き日のケヴィン・ベーコンが出演していることも見どころの一つです。
本作の成功により多くの族編やリメイクが製作され、ホラー映画における「殺人鬼が若者を襲う」という定型を確立しました。
ちなみによくある誤解ですが、ホッケーマスクを被ったジェイソンは本作には出てきません。
今見れば、”スラッシャー”ではなく”サスペンス”の範疇です。
一世を風靡したメイクアップアーティスト=トム・サヴィーニによる特殊メイクと視覚効果も、最近のテレビ作品なんかのエグい描写に比べたら微笑ましいくらいです。