「アベンジャーズ」以降のMCU作品を見ていなくても楽しめるようにはできており、オープニングのマーベルロゴも一新され、新たなフェーズの幕開けを印象づけています。

しかし、ストーリー展開は単調で、特に敵キャラクターの魅力不足が際立ちます。派手なアクションシーンは健在ですが、ルッソ兄弟監督による前作「アベンジャーズ」シリーズの深みと比較すると物足りなさを感じる作品になっています。

興味深いのは日本市場を意識したのか、日本の総理大臣（＆自衛隊）が登場する点。実在の総理よりも魅力のある描写が印象的です。

他のアベンジャーズキャラクターとの絡みが限定的である点は残念ですが、MCUの次回作がすぐに控えていることを考えると、本作は新たなMCUフェーズへの布石として位置づけられるでしょう。
マーベルファンは今後の展開に期待ですね。